就職せず海外に来た理由 #6
なぜ大学卒業後に就職せずに海外に来たのか
私は今年で24歳になる年です。5歳からサッカーを始めてもちろんプロサッカー選手を目指していました。そして大学に入学した時から卒業後にプロになれなかったら海外に行こうとは決めていました。でも自分が思い描いていたような結果は出せずにいて大学3年のころにはもう卒業後には海外に行くことをほぼ決めていたので就活も一切しませんでした。普通に働いて地域リーグでプレーするという選択肢もありましたが自分は大学でトップチームではなかったから地域リーグの1部でやっていたのでそれだとなにも今までと変わらないんじゃないかと思いました。
例えば地域リーグの中から入りたいチームを見つけてセレクションを受けて合格し、入団することが決まったとしてもそこの地域で仕事を探したり、チームに紹介してもらったとしてもその仕事は自分のやりたい仕事ではないと思います。そう考えたら得るものは少ないんじゃないかと思いました。
次は海外でサッカーをする場合、外国人は体も大きく、身体能力も高くてアジアよりもレベルは高い。そのうえ言葉も通じない。環境も全然違う。サッカーだけでも得るものは大きい。生活面でも歴史や文化や考え方の違いがあって世界観が変わり、一人の人間として成長につながると思うし、こんな経験は普通の人じゃできないと思います。文字を打って伝えるのは難しいですがとても大きい経験ができると思います。
お金の面に関しては大学があったのが地方でとても田舎だったので1年生のころからずっと貯金していたし遊ぶこともほとんどありませんでした。バイトで多い時は月に10万以上稼ぐ時もありました。申し訳ないですが親の協力もあり今こういう経験はできていますが本当に親には感謝しています。
大学で思うような結果が出せず、正直ここで自分のサッカー人生に終止符は打ちたくなかったです。高校大学でスタメンではない僕が海外行くことを決めたときはきっと周りから陰でバカにされたりとかあったと思いますがもう20年くらいサッカーをしていたら自分のレベルなんてわかってるし、プロになれる可能性はものすごく低いし0パーセントかもしれないけどそんなことよりも今まで育ってきた国じゃないところで大好きなサッカーをして仕事もして語学の勉強をすることのほうがいいと思うしこの経験を子供たちやいろんな人に伝えたりこれから自分の人生に後悔がないと思います。
海外に行こうか考える人は多くいると思いますがそれを行動に移す人は少ない。
本質的な失敗は行動しないことだと思います。
そう思いながらこれからも頑張ろうと思う。(笑)